和牛のオリンピックと呼ばれる、「第11回 全国和牛能力共進会」において優等賞を受賞!
いわきが誇る“和牛のスペシャリスト“。
三和町差塩で黒毛和牛の繁殖を手がけている草野畜産。
先祖は馬喰(ばくろう)という馬や牛の仲介業をしており、その5代目である草野純一さんも、愛情を込めて育てた生後10ヵ月以内の子牛を、家畜市場を経由し全国に出荷しています。
これまで、東日本大震災やBSE、口蹄疫、昨今の飼料等の価格高騰など様々な難局に直面する中で、それらの課題を“やりがい”として捉え、ひとつひとつ前向きにクリアしてきたポジティブ思考の持ち主でもあります。
【Facebook】
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008897140185
【Instagram】
https://www.instagram.com/kusano_farm/
生産者情報
生産者 | 草野畜産 |
---|---|
住所 | いわき市三和町差塩字東作75 |
電話番号 | 090-6854-0831 |
情報提供当時(2024年6月)と現在の情報が異なる場合がございます。ご了承ください。
写真
草野さんの農場では親牛が17頭、子牛が15頭おり、子牛は生後8~10ヵ月まで飼育した後、家畜市場に出荷されます。
一頭一頭ストレスを与えないよう日々丁寧に育てていますが、市場に向かう前日と当日はいつもよりも特に念入りに、そして感謝の意を込めながらブラッシングをして送り出すそうです。
牛のダメージを少しでも和らげたい思いから、高級毛である猪毛を使用した完全オーダーメイドのブラシを使用しています。
家畜市場へ送るトラックのナンバープレートは、思いが込められた「1129(いいにく)」。
「見かけたら手を振ってくれたら嬉しいです。」と草野さん。
草野さんが育てた黒毛和牛をいわき市(小名浜)で唯一取り扱う、食肉の小売・卸売店の「ヤマスギ食品」さん(写真:左)。震災後、風評被害を払拭しようと取り組んできた中で繋がった一人です。
決まった時期に安定した供給はできませんが、「売るならいわきのものを」といった意向が合致し、今でも取引関係が続いています。
草野さんの黒毛和牛は「ヤマスギ食品」さんにて売られているほか、
「HAGI」、「La Stanza(スタンツァ)」、「dining kitchen Ruu」、「中華料理 華正樓」などの市内飲食店のメニューでも使われているそうです。(時期により取り扱いが無い場合もあります。)
また、草野さんは若い世代に、「食べるだけじゃなく、食肉になり、スーパーに並ぶまでの過程を学んでほしい」という思いから、牧場見学会のほかに、小中学校へ出向き、食育活動も行っています。
「命の大切さ、そして命を頂く事の話はもちろんですが、ひとりでも多くの子供達に将来畜産農家になりたいと思ってもらえたら幸せです。」と語る草野さん。
今後は、自分で加工品を作るなど、生産から販売まで一貫して経営することを目標にしており、「いわき生まれ・いわき育ち」の和牛の魅力や美味しさを全国に発信したいと考えているそうです。
草野さんの“モ~”レツな活躍に、今後も目が離せません。