某テレビ番組で紹介されたキングなめこ!
香り高く濃厚な味わいが人気です。
加茂農産2代目の直雅さん。
大学卒業後、就職していましたが、父・善伸さんの始めたなめこ栽培を受け継ぎ、29歳で地元へ戻りました。
もともと善伸さんは食肉用の鶏、ブロイラーを飼育していましたが、オイルショックのあおりを受け、新規事業に参入しようと目を付けたのが、なめこ栽培だったそうです。
鶏舎をなめこ栽培用にリフォームし、木箱を使って培養をスタート。その後袋栽培へと移行し、現在の空調ビン栽培にたどり着きました。
年間約180tものなめこを収穫しており、通常サイズのなめこのほか、中でも美しいものを「クイーンなめこ」、1回目の収穫から約20日で発生する2番なめこの中でも特に粒の大きなものを「キングなめこ」として販売しています。
市内のスーパーをはじめ東京・横浜のスーパーでも取り扱いがあり、ネット通販にも対応。家庭でできる「なめこ栽培キット」は食育にもおすすめです。
【加茂農産ホームページ】
http://www.ii-kamo.com/index.html
生産者情報
生産者 | (有)加茂農産 |
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住所 | いわき市山玉町竹棚1 |
電話番号 | 0246-65-3841 |
メールアドレス | info@ii-kamo.com |
オンラインショップ | YAHOO!JAPANショッピング |
情報提供当時と現在の情報が異なる場合がございます。ご了承ください。
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加茂農産では、なめこが好む桜やブナなどの広葉樹を細かく砕いたオガ粉を主原料としています。
収穫までの早さが勝負のなめこ業界であえてじっくり栽培することで、香り高い味に深みがあるなめこになるそうです。
発生室では温度と湿度を調整できるため、季節を問わず年間を通しての収穫が可能です。
なめこの菌を植え付けて間もないポット。
きのこは一般的に広口の菌床を使用しますが、加茂農産では口の狭いポットを使用しています。そうすることで、実が大きく味が凝縮されたなめこが育ちます。
こちらは収穫間近の1番なめこ。
1日500~600キロを収穫するそうです。
1番なめこのうちキレイなものはクイーンなめこ(左)に、2番なめこの中でも特に大きなものはキングなめこ(右)となります。
キングなめこはねらって作れる訳ではないため、収穫できて1日1~2キロほどだそうです。
一般的な菌床栽培ではなめこの収穫は1回だけですが、加茂農産では同じ培地から2番なめこを育てています。
2番なめこの栽培は非常に難しいとされていて、長年なめこ栽培に携わっている加茂農産でも、毎年研究しながら栽培にチャレンジしています。
2番なめこの特徴は不揃いな形で1番なめこより大きく、味も香りもより天然に近いものになるそうです。
収穫されたなめこは市内の学校給食で使用されているほか、市内のスーパーや直売所、ネット通販で購入することができます。
キングなめこは飲食店へ提供することが多く、瞬間冷凍することで鮮度を保っています。
HPでは市内料理店が監修・考案したレシピも紹介されていますのでチェックしてみてはいかがでしょうか。
また、六次化にも力を入れており、なめこの佃煮やなめこ麻婆といった商品も販売しています。
なめこの佃煮はHAGI協力のもと作られた商品で、じっくり煮つめているため甘じょっぱく、ごはんにぴったり。
なめこ麻婆は華正樓の裏メニュー「なめこ麻婆」を参考に作られた商品で、なめこの自然なとろみが味わえ、豆腐を加えるとさらにおいしく食べられるそうです。
毎日コンスタントに良いなめこを収穫するための技術を確立することを第一に、これからも自分が美味しいと思うなめこを提供していきたいという加茂農産。
こだわりがつまったなめこを是非一度、ご賞味ください!