漫画を忠実に再現するためこだわりぬいた、1日100食限定の’爆旨炒飯’!
1948年創業以来、祖父、父の代と70年以上にわたって親しまれてきた「お食事処 東や」さん。
2022年12月に惜しまれながら閉店しましたが、常連客の皆さんから”また東やの炒飯が食べたい”というたくさんの声と後押しがあり、代々支えてくれた地元の人達に恩返しをしたいという思いから、「炒飯専門店東や3代目」としてオーナー兼料理長の東孝之さんが再びお店をスタートさせました。
地域の方々の「心の糧となるお店」をモットーに、人とのつながりを大事にしながら、日々新たなメニューを考案しています。
お店情報
店舗名 | 炒飯専門店東や3代目 |
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住所 | いわき市小名浜西町2-8 |
電話番号 | 0246-54-3044 |
営業時間 | 平日11:00〜14:00 土日祝11:00〜14:30 |
定休日 | 水曜日 |
お店の写真
自らのバイブルでもある料理漫画「中華一番」に登場するメニューからヒントを得た「爆旨えびちり炒飯 (極)」。原作にあるソースを忠実に再現するため、作者である小川悦司さんからも許可をいただいたという看板メニューは、完成までにたくさんの時間を費やしました。
試行錯誤を繰り返し完成した一皿は、その味を求め県外からも多くのお客様が来られるそうです。
店内には小川悦司先生の直筆のサインと応援のお手紙が店頭に飾られています。
普段サインを書くことが少ないという小川先生。「炒飯専門店東や3代目」さんに対する熱い想いを感じることができます。
「爆旨えびちり炒飯 (極)」のエビチリソースに使用するのは、あかい菜園株式会社さんのトマト「サンマルツァーノ」。
様々なトマトでソース作りを試した結果、このトマトが1番炒飯との相性が良かったそうです。
イタリア産の品種で甘みと酸味のバランスが良く、煮込めば煮込む程うまみが強くなるそうで、東や三代目さんではさらに冷凍し、あえて細胞を壊すことでよりうまみの深いソースに仕上げています。
ほかにも、いわき産長葱や海老の頭と殻を丁寧にこして作ったダシなどを組み合わせることで、その名のとおり、'爆旨'エビチリ炒飯ができあがります。
東さんは、地元の農家さんとのつながりも大事にしています。あかい菜園株式会社のほかにもBUN FARMの万願寺とうがらしやゴーヤを使用するなど、自身のメニューには積極的にいわき産の野菜を取り入れるよう心がけているそうです。
ゴーヤを使った「ゴーヤチャンプルー」を販売しました。
ソースだけではなく、米にもこだわりがあります。
米はすべて「天のつぶ」という品種で、水分を吸い過ぎない特徴があるのと、2011年からデビューした米というところが、震災で苦労した自分と境遇が重なったことから使用し始めたそうです。
また炊く時に酒や塩、だしを下味として加えるなど一つひとつの工程に専門店ならではのこだわりを詰め込んでいます。
店内飲食がメインですがテイクアウトも可能です。
どこか懐かしく居心地の良い店内は連日たくさんのお客様で賑わいます。
東さんは、「これからも炒飯を通して様々なお客様と出会い、そしていわき産の食材の美味しさを伝えていけたらと思っています。メニュー開発にも積極的にお客様や地元の農家さんを巻き込んで、地元全体の活性化につながる炒飯を作っていきたいです。」と熱い思いを語ってくれました。