生産者や職人の想いを繋ぎ、手間暇を掛けて丁寧に調理された日本料理を堪能あれ!
地元食材の素晴らしさを再発見できます!
店主の村山さんは23歳で日本料理の世界に飛び込み、ミシュランガイド東京で14年連続星を獲得した「新宿割烹 中嶋」で、15年間修業に励みました。
東京での修行時代は、築地や豊洲市場などに日本中から集まる食材で料理を作っていましたが、Uターン後、いわきの農産物や海産物の美味しさを再発見し、驚きを隠せなかったそうです。
修行10年目を過ぎた頃、味付けのポジションも任され、地元いわきで自身の店を持ちたいと考え始めたそうです。
そして、修行15年の節目をきっかけに、ご夫婦の故郷であるいわきへのUターンと独立を決意し、『すべての所作に真心を込めて真っ直ぐに料理に向き合う』との想いから、2022年8月に「割烹 真」をオープンしました。
愛着あるいわき市や福島県産の身近な食材を中心に、ひと手間と真心を加えて食材本来のおいしさを引き出す日本料理をコースで提供しています。
お店の暖簾は市内で栽培されたオーガニックコットン、器も会津塗りを使用するなど『made in いわき』、『made in 福島』と地元食材のおいしさだけでなく、郷土のすばらしさや魅力も積極的に発信しています。
【公式HP】
https://kappou-shin.jp/
【instagram】
https://www.instagram.com/kappou.shin/
お店情報
店舗名 | 割烹 真 |
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住所 | いわき市平字紺屋町28-1 |
電話番号 | 0246-88-8807 |
営業時間 | 17:30 - 21:30 |
定休日 | 日曜、月曜 |
お店の写真
この日仕入れたのは、(左から)京芋や聖護院かぶ(中央上)、無農薬レモン(中央下)、ねぎの4種の野菜。
どれも市内の生産者が丹精込めて育てました。
鰆を醤油とみりんで下味をつけて刻んだねぎをのせて焼いた「鰆の難波焼き」は、ねぎの甘みと香ばしさが鰆と一体化した逸品です。
山さと農園特製の切り干し大根(右下)は、かつお出汁と酸味を効かせた上品な味わいです。
こちらは、出汁で炊いて素材の味を引き出した「京芋のフライ」です。
京芋は里芋の一種ですが、フライにすることでホクホクしたジャガイモのような食感に変わり、サクサク衣とのバランスも抜群です。
こちらは聖護院かぶを使った「甘鯛と聖護院かぶのみぞれ椀」です。
『新宿割烹 中嶋』でも提供していたメニューですが、いわきの皆さんにも是非食べてもらいたいと、山さと農園さんに聖護院かぶの栽培をお願いして再現しました。 提供直前で擦り下ろしたかぶのまろやかな甘みと甘鯛や出汁の旨味がマッチし、絶妙なバランスを醸し出しています。
生木葉ファームさんのレモンハウスで丁寧に育てられたレモンは、とにかくフレッシュで皮が薄く、実がびっしり詰まっています。それらを丸ごとコンポートにして、ソルベにしたデザートはコースの締めを飾るのにぴったりです。
お客様をお迎えする入口の暖簾は、市内を中心に栽培されたオーガニックコットンを使用して作られました。
店内は落ち着いた大人の雰囲気で、じっくりと日本料理を楽しめる空間です。
個室も完備しているので、大切な人と特別なひとときが過ごせます。
村山さんは生産者や職人、お客様とのコミュニティケーションを大切にして、素材の魅力が感じられる料理を提供していきたいそうです。
今後もいわきや地元の食材だけに限らず、郷土の特産品や文化を積極的に紹介する情報発信基地の役割を果たし、コミュニティの輪を広げていきたいと意気込みを語っていました。