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草野グリーンファーム

草野グリーンファーム
生産者
草野グリーンファーム
いわき市小川町下小川字広畑96 0246-83-0256

いわきの「食」を支える、市内唯一の葉ネギの水耕農家!
やわらかく、甘みのある葉ネギは、食卓に美味しさと彩りを加えます。

この生産者について

「草野グリーンファーム」では、葉ネギの水耕栽培を行っています。
年間約40トン生産しており、市内の大手スーパーで販売するほか、飲食店でも提供されています。震災や水害を乗り越えて、毎日の食卓に欠かせない葉ネギを作り続けています。

生産者情報

生産者 草野グリーンファーム
住所 いわき市小川町下小川字広畑96
電話番号 0246-83-0256

情報提供当時と現在の情報が異なる場合がございます。ご了承ください。

動画

いわき野菜Navi生産者インタビュー

写真

いわき市小川町にある「草野グリーンファーム」は、約4700平方メートルの広大なハウスで葉ネギの水耕栽培を行っています。収穫した葉ネギは、いわき市中央卸売市場に卸され、ほぼ100%いわき市内で消費されています。

この広大なハウスを管理し、栽培を行っているのが草野城太郎さんです。「草野グリーンファーム」が葉ネギの水耕栽培をはじめたのは昭和54年のこと。祖父の代まではトマトの栽培を行っていましたが「効率的に栽培できる作物に挑戦したい」と、父の代で当時としては珍しい葉ネギの水耕栽培をはじめました。

しかし、東北地方では葉ネギを食べる文化がほとんどなく、ニラと間違えられたり、収穫しても売れなかったりと苦労の連続だったそうです。それでも諦めず栽培を続け、販路を開拓し、今では年間約40トンを生産し、いわきの食卓に欠かせない存在となっています。

子どものころから、父・母の背中を見て農家を継ぐと決めていた草野さんは、農業高校、農業大学と進学し、家業を継ぎました。しかし、農家として栽培を継続していくことは決して平坦な道のりではなく、震災に加え、令和元年に発生した台風19号による夏井川の氾濫で水害にも見舞われました。すべての設備を失い、再建するかどうか悩んでいた草野さんの背中を押したのは、葉ネギを待ってくれている人たちの存在でした。

「ボランティアの方々が片付けの手伝いに来てくれたんです。泥かきなど重労働なのに、『また、葉ネギが食べたいから頑張ってよ!』とおっしゃってくださって。待っていてくれる人がいるなら、負けていられないなと思って前を向くことができました」

草野さんが水耕栽培で特に気をつけているのが「水の管理」です。水は地下水を使用し、夏は10℃前後、冬は20℃前後に保っています。水耕栽培で育てる葉ネギは、土耕に比べてネギ特有の香りが抑えられ、ネギが苦手という人や子どもでも食べやすいのが特徴です。

種まきから収穫するまでの期間は夏場は40〜50日、冬場は90日程度で、年間を通して安定して出荷しています。

収穫した葉ネギはその日のうちに箱詰めし、翌日には出荷をしています。また夏場は一晩冷やして鮮度を保ってから出荷するなど、消費者の手に届くまでの品質管理にも気を配っています。

「葉ネギはニラの代わりにもなりますし、何でも使える万能選手ですよ」と草野さん。おすすめの食べ方は、「チヂミ」と教えてくれました。

草野グリーンファームで収穫された葉ネギは「いわき青ねぎ」という商品名でスーパーの店頭に並びます。料理人からの評価も高く、市内の飲食店でも使用されているそうです。

いわきの「食」を支え、日々の食卓に彩りを添えるため、草野さんは今日も真摯に葉ネギ栽培と向き合っています。

栽培している野菜

年間を通して収穫できます。
お盆の時期には冷やし麺の薬味として需要が増えます。

栽培野菜を提供している飲食店

いわき市平中神谷字六本榎13-2
いわき野菜をふんだんに取り入れたメニューが並びます。
いわき市平下平窪字四左ェ門内152-6
いわきの野菜と一流の技が織りなす絶品の本格中華。 地元で愛される伝統と革新の味をご堪能あれ!
Ruu
いわき市植田町中央1丁目3-3
厳選された地元食材のポテンシャルを十分に引き出す 知識と理論に裏付けられたプロの味。職人の技。 その"料理作品"の美しさは テーブル上に煌めく「月と海」の如し。
いわき市草木台1-1-5
自家栽培の野菜をはじめ、地元食材にこだわっています。
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