土壌が持つ力を最大限に引き出す土づくりへのこだわりが生んだ、“我が子”のようなかわいいトマト。
それが自慢の「親バカトマト」です!
サディ農園の代表・根本一仁さんは、兼業農家を営む家庭で育ちました。
農業と仕事を両立させる忙しいご両親の姿を見て、元々は農業を職業にするつもりがなかったと言います。
しかし、令和元年東日本台風等でハウスが全壊し、今後、農業を継続するか否かをご両親や近隣の先輩生産者と話し合いをしていく中で、農業を続けたいというご両親の意志や逆境に負けない先輩達の姿に感銘を受けました。
そこで、ハウスを建て直して再開する機会に自分が跡を継ぎ、農業を生業にしようと決意を固めました。
その後、両親が行っていたトマトの土耕栽培に自らもチャレンジしたいと考え、農事組合法人 菊田の郷 助川農園で2年間の研修を受けて、2021年に就農しました。
「親バカトマト」の名称で愛されているサディ農園のトマトは、市内のスーパーなどの地場産コーナーで購入ができるほか、市内の飲食店でも様々な料理で楽しめます。
電話での直接注文も受け付けています。
最新情報は下記SNSでご確認ください。
【Instagram】
https://www.instagram.com/sady_nemotomato8/
【Twitter】
https://twitter.com/sadygaga
【BASE(ネットショップ)】
https://sadyfarm.base.shop/
生産者情報
生産者 | サディ農園 |
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住所 | いわき市小川町下小川広畑2-3-1 |
電話番号 | 080-6034-0494 |
写真
サディ農園は、台風で全壊したハウスを建て替えて、一仁さんを中心にご両親やパートの方々と協力し、トマト栽培を行っています。
栽培面積は、約20a。
黒いシートの下には、トマト栽培に適した有機肥料たっぷりの土が敷き詰められ、土の栄養と日光をたっぷり吸収して、じっくり育ちます。
一つひとつの実が大きくなると茎にかかる負担も大きくなるので、それを軽減するために麻縄で補助。
地面に近い茎は、地面に付かないように持ち上げて束ねることで、トマトが地面に擦れて傷がつくのを防ぐことができるだけでなく、日光や風が当たりやすくなり、衛生的に栽培ができます。
また、農薬や化学肥料を極力使わない特別栽培という方法で栽培を行っています。
そのため、土作りにはもみ殻などを使った、自家製の有機肥料を使用しています。
堆肥の中には、収穫を終えたトマトの茎や葉、間引きした実なども混ぜて発酵させ、環境に負荷をかけないように循環利用しています。
また、化学肥料の使用も最小限に抑えているので、土壌が持つ力を引き出してトマトに豊富な栄養を与えることを目指しています。
このように丁寧に育てられたトマトは、水分が少なく実がぎゅっと詰まっているので、味が濃く、甘みがあります。
糖度が高いトマトは、お尻の部分に白い筋が放射状に見えることが目印です。
市場向けに出荷される「親バカトマト」が多くを占めますが、直売所等の販売用トマトは、品種名である「ごほうび」として販売しています。
また、サディ農園では、ナスやピーマン、じゃがいも、にんにくなどの野菜の他、米作りも行っています。
トマト同様、市内の飲食店で味わえるほか、市内のスーパーやイベントなどでも購入が可能です。
トマトの栽培もそうですが、土壌作りや病害虫の防除など、栽培管理には手間がかかります。
就農したばかりの一仁さんにとっては、手探りなことも多く試行錯誤の連続だそうです。
それでも、一仁さんは、農業に情熱を持って取り組んでいます。
お客様からの喜びの声や、販売先を紹介してくれる生産者仲間とのつながりが大きな励みになっているからです。
今後は、トマトの収量を向上させるために、土耕トマトの肝となる土壌の改良を更に重ねていくと同時に、他の農作物も収量と品質の向上に努めていきたいそうです。
また、農園の直売所も開設して、自分たちの作った野菜を直接お客様に届けたいという目標も話してくれました。