対象を選択

㈱坂本農園

㈱坂本農園
生産者
㈱坂本農園
いわき市山田町社岡7 090-7071-5060

西洋ニンジンをはじめ、約20種類の栽培を手掛ける
西洋野菜のプロフェッショナル。

この生産者について

坂本農園は、江戸時代から代々続く専業農家の家系です。

代表者の和德さんは、いわき市内の高校を卒業後、4年間の会社員生活を経て、本格的に農業の道を志しました。

父親の代から続くネギとお米をメインで栽培していましたが、約25年前、ヨーロッパへの研修旅行で出会った西洋ネギに運命を感じ、栽培にチャレンジ。

その西洋ネギがいわき市内のフレンチシェフから高い評価を受け、取引する飲食店の増加ととも西洋野菜の品目も増やし、今ではいわきを代表する西洋野菜の生産者になりました。

2021年には、これまでの農業への取り組みや業績が評価され、いわき市農林業賞を受賞しました。

坂本農園の西洋野菜は、同農園近くの坂本商店の販売機で購入できるほか、市内の飲食店でもさまざまな料理で楽しめます。

最新情報は、下記SNSでご確認ください。
【Instagram】
https://www.instagram.com/sakamotofarm._.official/

生産者情報

生産者 ㈱坂本農園
住所 いわき市山田町社岡7
電話番号 090-7071-5060

情報提供当時と現在の情報が異なる場合がございます。ご了承ください。

動画

いわき野菜Navi生産者インタビュー

写真

坂本農園では、水稲30ヘクタールのほかに、山田町と小浜町の複数の畑でさまざまな西洋野菜を栽培しています。

和德さんと西洋野菜との出会いは約25年前、研修旅行先のヨーロッパで西洋ネギの種を購入したことから始まりました。

その西洋ネギが、当時いわき市内でフランス料理を営んでおり、現在、わら焼 湊で料理長を務める北尾シェフの目に留まりました。

その出会いをきっかけに、坂本農園の西洋野菜は、他の料理人やパティシエの間でも評判を呼び始めました。

坂本農園の野菜がプロから選ばれる理由は、その土壌づくりにあります。

肥沃な土壌づくりに欠かせない堆肥は、坂本農園のもみ殻となめこ生産者の友人から提供された菌床を活用し、時間をかけて発酵させたものを使用。

この土壌で育った西洋野菜は、鮮やかな色合いと独特な個性、凝縮した旨味を持ち、料理人の創造性を刺激する食材となりました。

その結果、新たな野菜の注文が増えて栽培品目は年々増加。

今では、約20種類の西洋野菜が首都圏の市場にも並び、食卓に彩りを添えています。

こちらは、夏に収穫時期を迎えるコリンキー。
生でも食べられるカボチャで、サラダやスープで食べるのがおすすめです。

こちらはトレビス。
見た目は紫キャベツに似ていますが、チコリの一種で葉がやわらかく独特な苦味があります。

色とりどりで形もさまざまな西洋ナスも作っています。

こちらは、坂本農園の代名詞とも言える黄、紫、赤、白、オレンジの5色のカラフルニンジン。
特に、紫は芯まで色が染まっている珍しい品種です。

ちなみに、西洋ニンジンは長いもので60㎝以上になることもあり、手掘りでは難しいためトラクターで掘ることもあります。

坂本農園の一部の野菜は、ご近所の坂本商店前のコインロッカー型販売機で購入可能です。
(※季節によって、販売する野菜や数量は異なります。)

西洋ニンジンは、大手食品メーカーで高級ドレッシングとして加工・販売されているほか、和德さん自らも加工品の開発にチャレンジしています。

こちらは、25年ほど交流のある福島市のあずま果樹園とのコラボ商品で「にんじんとりんごの100%ジュース」。

にんじんとりんごの旨味と甘さが凝縮され、酸味が絶妙に調和された爽やかな味わいです。

可愛らしいウサギが目を引くラベルで、今後、市内の直売所などでも販売を考えているそうです。

こちらは、日本国内で産地や生産者が限られている注目すべき、紫色のいちじく「ビオレソリエス」。

栽培難度も高く、果皮が薄いために輸送が難しいことから「黒いダイヤ」とも呼ばれています。

深い紫色をした皮からは蜜が溢れるほどで、濃厚な甘さだけでなく、柔らかい果肉やねっとりとした食味が特徴です。

販売機等での販売が難しいため、購入希望や問い合わせは、090-7071-5060までご連絡ください。

農林業の発展や農村社会の近代化に意欲的に取り組む和德さんの姿勢は高く評価され、2021年にはいわき市農林業賞を受賞しました。

農業に携わるようになって30年弱。
その間、度重なる自然災害など、幾度となく困難に見舞われましたが、「支えてくれる家族や、辛い時に手を差し伸べてくれる方がいたからこそ、ここまで続けられた」と話します。

息子さんと娘さんは、大学と高校で農業について学びながら、和德さんの農園を手伝っており、将来に向けても非常に頼もしい存在です。

坂本農園では、今後、収穫だけでなく生産過程にも携わってもらう体験型農業や市民農園を開設し、より多くの人に農業の魅力を知ってもらうとともに、少しでも遊休農地の解消になればと考えています。

「息子や娘と共にやりたいことや夢が尽きない」と和德さんは笑顔で語ってくれました。

栽培している野菜

西洋大根(赤・緑)
ビオレソリエス(紫いちじく)
その他の栽培している野菜

その他西洋野菜:にんじん(5色)、イタリアンナス、コリンキー(かぼちゃ)、バターナッツ、カーボロネロ(黒キャベツ)、トレビス(赤チコリ)、黄色カブ、ビーツ(3色)、他

栽培野菜を提供している飲食店

いわき市平字田町17-3
豪快な炎はまさに料理のエンターテイメント! 藁の炎で炙ることで香ばしい香りが漂う逸品に仕上がります。 お酒も楽しみながら、ご賞味あれ。
いわき市中央台高久1-13-3
女性シェフならではの繊細な料理はまるで芸術品。 美術館のような上品な店内で極上イタリアンを。
この記事をシェア