完全密閉型の無農薬水耕栽培で「定価格・定品質・定時期・定量」の4定栽培を実現した“洗わずに食べられるレタス”!
地球温暖化防止対策の取り組みとして、磐栄ホールディングス株式会社が2016年7月に立ち上げた野菜工場です。
完全閉鎖型の工場で野菜の生育環境を一定に保ち、無農薬・水耕栽培によってフリルレタス、サラダ小松菜の2種類を育てています。
健康食品として人気の「黒にんにく」の加工も行なっており、他にも地元企業と連携しながらブルーベリー栽培、クラフトビール製造、オリーブの栽培及び製品加工と幅広い事業を展開しています。
生産者情報
生産者 | 磐栄アグリカルチャー株式会社 |
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住所 | 福島県いわき市南台3丁目1-8 |
電話番号 | 0246-96-6311 |
情報提供当時と現在の情報が異なる場合がございます。ご了承ください。
写真
野菜工場は最新の環境制御技術により、天候等に左右されず計画的に野菜を育てることができます。設立時から栽培しているフリルレタスに加え、2023年10月には生食できるサラダ小松菜の栽培も始まりました。
365日毎日種まきをして苗を育てています。
種をまいてから3日後には発芽し、7日ほどで緑化が完了すると、いよいよ定植です。定植作業は苗の発育状況を見ながら、スタッフの手で丁寧に行われています。
工場内には多層構造の植物ベッドがいくつも並び、限られた空間を最大限に活用する工夫が施されています。
工場内の温度は21~22℃、CO2濃度はなんと外気の約5倍。光合成を促し、常に野菜が生育しやすい最適な環境を保っています。そのかなめになるのが、最新の設備を備えた機械制御室。ここで養液濃度、CO2濃度、温度、湿度などを調整しています。これらの設備によって『定価格、定品質、定時期、定量』の『4定栽培』を実現し、高品質で安心安全な野菜を市場へ供給することができているのだそうです。
フリルレタスはおよそ40日、小松菜はおよそ20日程度で収穫を迎えます。
写真は収穫間近のフリルレタス。徹底した衛生管理のクリーンルームで育てられているため、害虫や病気害とは無縁で、購入後も洗わずに食べることができるのだそうです。苦味が抑えられ、シャキシャキと新鮮な歯ごたえが楽しめます。いわきFCパークやJビレッジ内レストランなどでも提供されています。
収穫から検品・包装といった出荷前の作業はデリケートな野菜を傷つけないために、一つひとつ丁寧にスタッフの手で行われています。
野菜工場では厳正な品質管理のもと、フリルレタスとサラダ小松菜合わせて1日2,700株を出荷しています。
収穫したばかりの新鮮な野菜は検品、包装した上、その日のうちに出荷しています。
新商品のサラダ小松菜はえぐみが少ないため、生のままサラダのようにも食べてもOK。野菜の苦手なお子様にもおすすめです。県内の大手スーパーのほか給食センターにも出荷されています。
無農薬の野菜を年間を通じてお手頃な価格で販売しており、福島の食の安心・安全に貢献しています。
野菜工場では、青森県十和田市産のにんにくを発酵熟成させた、健康食品として人気の黒にんにくも出荷しています。
黒にんにくになると甘みが増し、においもまろやかになります。
また、2018年には農家や会社経営者と共同出資で「いわきオリーブ株式会社」を設立しました。
磐栄アグリカルチャーはいわき市内2か所、計2反歩の畑でオリーブの木を栽培しており、好環境のもとでオリーブの木がのびのびと育っています。
いわきオリーブ株式会社では収穫したオリーブを使ったさまざまな自社商品も開発しています。オリーブオイルやオリーブ茶、オリーブパスタのほか、写真の発酵めひかりのオリーブオイル漬けも人気です。
※いわきオリーブ株式会社のサイトhttps://iwaki-olive.com/から購入できます。
JGAP認証を取得しており、環境保全のための取り組みを推進しています。
今後も「地域とともに」を合言葉に、地場産業と連携しながら幅広い事業を展開していきたいそうです。
フリルレタス、サラダ小松菜の2種類を年間を通して工場栽培で行っています。
また、黒にんにくの加工もしています。
野菜や加工品は市内のスーパーで買うことができます。