のどかな田園風景の中、おしどり夫婦がどこか懐かしい郷土料理でお迎え。
地元愛にあふれる、四季折々の自然の恵みが味わえる三和のホットスポット♪
新鮮な水、空気、そして農産物。三和町出身の小野正浩さんは、そんな三和町の魅力を、食を通してもっと多くの人に知ってもらいたいという想いから2005年12月に三和町に“きのことマサ”をオープン。
市内でも有名な料亭で修行を積み、さまざまな食材に触れたことで三和産の野菜の甘味や味の濃さを改めて実感しました。今では積極的に地元の食材を使った料理を提供しています。
東日本大震災および原発事故の影響により、地元で採れる食材には深刻な風評被害があり、大好きな「きのこ」の文字の入った店名も一時は変えようか悩まれましたが、地元の仲間とのつながりやお客さんの支えがあり、今日に至ります。
「物語のような店名にしたかった」と語る正浩さんと奥様の二人三脚の物語はまだまだ続きます。
お店情報
店舗名 | きのことマサ |
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住所 | いわき市三和町上三坂字立町101−2 |
電話番号 | 0246-85-2755 |
メールアドレス | o.masahiro2014@gmail.com |
営業時間 | 11:00〜15:00 (夜は予約にて営業) |
定休日 | 月曜日 |
※情報提供当時と現在の情報が異なる場合がございます。ご了承ください。
(取材日:2023年12月7日)
お店の写真
こちらは、オススメの『よくばり定食』。
ごはんや蕎麦の量を調整して注文できることから男女問わず人気のメニュー。
つけ合わせのサラダは、キャベツがシャキシャキと歯応え良く、オリジナルのマイルドなタレと肉汁が絡みごはんが進む一品。
他にも、三和産のえごま(じゅうねん)を使った味噌ダレでいただく『じゅうねんダレ天ざるうどん』も人気です。
小鉢の料理もすべて手作り。地元の新鮮な野菜を天ぷらにし、特製のえごま塩でいただきます。サクサクとした衣と野菜の自然な甘みが感じられ、栄養たっぷりなえごま塩のプチプチとした食感と合わさるとやみつきになるおいしさ。
オリジナルの『おかず味噌』でいただく、『刺身こんにゃく』は、みずみずしくて、歯応え抜群。
その他にも、大根のたまり漬けなど地元の旬の野菜を使った副菜は、素材そのもののおいしさが引き立てられる優しい味付けが好評です。
『おかず味噌』は持ち帰り用に販売もしています。
田楽味噌に、ニンニクや大葉などの薬味を加えた味噌は生野菜との相性抜群!
つけて食べればお手軽においしい一品に大変身!食べきりサイズで、味のバリエーションが豊富なのでお土産にもオススメ。
また、加工品の販売にも力を入れています。
正浩さん手作りのお惣菜や、奥様手作りのお菓子やジャムなどスイーツ系も種類豊富に取り揃えています。
店頭の他、三和町ふれあい市場や草木台の田舎んぼでお買い求めいただけます。
小上がりの和室からは、のどかな田園風景が一望できます。
晴れた日には、山の稜線と空の境界がきれいに見渡せ、森の中から聞こえる鳥のさえずりが癒しを与えてくれます。
昨今では珍しいおか炉のある座席は、お客さんに喜ばれています。
冬には囲炉裏として大活躍。
料理の他にも、三和町の魅力やオススメスポットなどたくさんの地元の情報を楽しく提供してくれる正浩さん。
三和のコミュニティーや里山の魅力を次の世代にも繋げていきたい正浩さんは、四季折々の景色が楽しめる庭園「春夏秋冬の里」の園主でもあります。
かつては暮らしに密着していた里山。いつか利用されない土地になってしまうことのないように、三和町で地元の結びつきを強く感じながら飲食店を営み、次の世代につながるような活動にも尽力しています。
「春夏秋冬の里」がある静かな森の中では、 さまざまな種類の花や実、 新緑や紅葉により、季節が鮮やかに彩られます。
季節ごとにイベントを開催し“食を通して、地元の魅力をもっと多くの人に届けたい!”と願う正浩さん夫妻。
そんな熱い想いに多くの人が賛同し、イベントを盛り上げます。
イベント活動などを通し県内外の方々へ里山を開放し、縁があって繋がった人たちが継続的に繋がりを保てる場所として里山を残していきたいそうです。