明治時代から続く果樹園を守り続けています。
大切に育てた梨には多くのファンがいます。
直売所や果樹園での直売で買うことができます。
克美さんは明治時代の創業から数えて4代目です。
約100アールの畑で合計700本あまりを栽培しています。
品種の内訳は、幸水が約300本、豊水が約300本、新高が約30本、その他の品種が約70本となっています。
2019年、「福島さくら農業協同組合いわき梨部会GAP研究会」でFGAPを取得しました。
新しい手法を取り入れながら生産性の向上に向けて取り組んでいます。
現在は年間で約25トンの出荷量があります。
JA福島さくらで毎年行っている、いわき市産の「幸水」、「豊水」、「新高」をベトナムに向けて出荷する事業にも参加しています。
市内JA直売所や渡辺町の彩花園、沼倉果樹園での販売の他、地方発送も受け付けています。
生産者情報
生産者 | 沼倉果樹園 |
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住所 | いわき市内郷宮町竹之内86-118 |
電話番号 | 050-1306-2630 |
情報提供当時と現在の情報が異なる場合がございます。ご了承ください。
写真

克美さんは真面目で温厚な人柄で丁寧に梨づくりを行っています。
限られた人数での作業となるため、作業効率を上げる方法を研究しています。
ジョイントV字樹形などの手法を導入し機械化を進め、収量アップを目指したいと考えています。

夏になると最初に市場に出回るのが「幸水」です。
その甘さと瑞々しさは真夏の渇きを癒してくれます。

梨の花です。
春になると一斉に咲き誇ります。

梨の赤ちゃんです。
この小さな実が数か月かけて甘い実へと成長していきます。


こちらは「豊水」です。


10月に収穫期を迎える「新高」です。
梨は収穫期の早い「幸水」が最も受粉からの期間が短く、次いで「豊水」、「新高」の順に期間が長くなります。
つまり「新高」は受粉するのが一番早く、収穫が一番遅い品種となります。


福島県の品種「涼豊」など珍しい品種の栽培も行っています。


幻の梨と言われる「かおり」です。
このように実験的に栽培している品種もいくつかあります。
栽培の難しい品種にも積極的にチャレンジしています。

果樹園の直売では地方発送も行っています。
大切に育てた梨はリピーターも多く、シーズン中には収穫が追い付かないこともあります。
それでも待ってくれているお客さんに届けるため、収穫から出荷まで一生懸命に取り組んでいます。
ちなみに贈答用では3Kgや5Kg等の比較的少な目のものが最近は喜ばれる傾向にあるようです。

2019年、「福島さくら農業協同組合いわき梨部会GAP研究会」としてFGAPを取得しました。
日々のたゆまぬ努力の積み重ねがGAP取得という形で実を結びました。