いわき市初の「フィルム農法」で新時代の農業を実現。
一度食べたら皆虜になる、甘みと栄養が凝縮されたフルーツトマト「ルビオーレ」!
2024年9月からトマト栽培をはじめた「ファームやまや」は、特殊なフィルムを活用したいわき市初の「フィルム農法」で中玉フルーツトマト「ルビオーレ」を生産しています。
約2000平方mのハウス内で、ICTをフル活用した次世代型のスマート農法を採用。日差しがたっぷりと入るハウス内には、ルビーのように真っ赤に色づいたトマトが実ります。糖度と栄養価がギュッと凝縮されたオリジナルブランドトマト「ルビオーレ」は、まるでフルーツのように甘く濃厚な味わいです。
Instagram:@farm_yamaya
生産者情報
生産者 | (株)ファームやまや |
---|---|
住所 | いわき市平下神谷字東大苗代116 |
電話番号 | 0246-38-4145 |
メールアドレス | farm.yamaya@mbr.nifty.com |
営業時間 | 9:00〜15:00(12:00〜13:00は除く) |
定休日 | 月曜日 ※不定休日あり |
動画
写真

2024年8月、平下神谷にトマトの栽培施設が完成。この施設を運営する「株式会社ファームやまや」は、中玉フルーツトマト「ルビオーレ」を生産しています。

ファームやまやでは、いわき市初となる「フィルム農法」を採用し、栄養価の高い高品質なトマト栽培をしています。医療機器の技術を植物栽培に応用した「アイメックフィルム」という特殊なフィルムを使用することで、土、水、肥料の使用量を大幅に抑えることができるのだそう。フィルムにはバクテリアとウィルスを遮断するナノサイズの穴が無数に空いており、水と養分のみを通して、雑菌や病原菌の吸収を防ぎます。

トマトはフィルム中の養液を摂取するために、毛細血管のように細かく根を張り巡らせます。水を極力与えないことで、作物の本来持っている機能を最大限に引き出し、栄養素と旨みが凝縮されたトマトが育つのです。

品種は糖度が高い「フルティカ」。フィルム農法により、一般的なフルティカよりも実が小さく締まり、フルーツのように味が濃く甘くなるのだそうです。真っ赤なルビーと、声援を意味するオーレを掛け合わせた「ルビオーレ」と名付け、2025年1月から出荷を始めました。

いわき市初の農法を採用してファームやまやを立ち上げたのは、元市職員の坂本新一さんと息子の裕之さん親子です。裕之さんは父とともに新規就農をするために東京からUターンしました。高齢化や担い手不足で離農する人が増え、年々広がっていく耕作放棄地をなんとかしたいと、農業機器メーカー・クボタの栽培指導を受けながらトマトのハウス栽培にチャレンジすることを決めたのだそうです。

ハウス内は、最新の環境制御システムを導入。温度や湿度、水や肥料の量まですべて自動で管理しています。葉の発育状況はAIカメラが監視していて、しおれ具合を自動で感知し水を調節します。

ハウス内の気温が高くなると天井窓や側面のロールを自動開閉したり、外気温との温度差を確認して暖房を自動制御するなど、作業負担を減らしながら、植物にとって最もよい発育環境を整えています。

スマートフォンを使って遠隔操作も可能。最新技術を活用しながら、作業の効率化を図り安定した環境を保っています。とはいえ、日々の収穫はパート従業員2名とともに行っていて、まだまだ手が回らないそうです。

そんなルビオーレは、ハウスに直接来ていただければ、食べ頃の一番甘いトマトを購入することができます。価格は1袋600円。計り売りも可能で、ギフト用には2キログラムの箱詰めもあります。

「現在はJA直売所や道の駅などで販売していますが、これからどんどん販路を広げて皆さんに食べていただきたいです。いずれは子どもたち向けにトマト狩りもやってみたいですね」と裕之さん。

濃厚な甘味で、驚くほどジューシーなルビオーレ。ファンになる人が続出の話題のトマト、ぜひ一度ご賞味ください。