標高600mで育つ高原野菜は甘みと香りが抜群。
太くて柔らかいゴボウや、贈答用として人気の「高原とろろ芋」をお試しあれ!
川前町で建設業を経営しながら農業法人としても活動する宇佐見興産の宇佐見鐵雄さん。
柔らかく香りが良いゴボウや、贈答用として人気があるとろろ芋、東京などの都市部から需要が高いギンナンなど、幅広く生産しています。
標高約600mの土地でオリジナルの堆肥を使用し育てた作物は、他とは違う食味の良さ・香り高さが好評で、毎年予約をして購入するリピーターの方も多いそうです。
少ない人数で農作業をしていますが、建設業を兼業しているため、重機を使って大量に収穫することが可能です。
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もともとは建設業一本だった宇佐見さん。
同じ建設業の方達への贈答品として、お酒の代わりに山芋を渡したところ、喜ぶ人が続出。
そこで本格的に農業を始めたことが、宇佐見興産の立ち上げにつながったそうです。
初めは大根、ゴボウ、ぎんなん、ニンニクなどを中心にスタート。
軌道に乗り始めた頃に、東日本大震災による原発事故の影響で、主な出荷先であった東京への出荷が全てストップしてしまいました。
その後も風評被害に悩まされる日々が続きましたが、宇佐見さんが作る野菜を食べたいというリピーターの方が多く、その人達のためにと農業を続けてきたそうです。
現在は7町歩ある農地のうち、1町歩ほどを使用し、多くの作物を栽培しています。
こちらはゴボウ畑です。
いわき市最高標高を誇る矢大臣山(やだいじんやま)に見守られながら栽培しています。
標高が約600mと高く、昼と夜の気温差を活かして栽培することで、うまみが増し、香りが良いゴボウができるのだそうです。
こちらは山芋と自然薯です。
甘みの強い山芋は「高原とろろ芋」として贈答用に人気で、年の瀬になるとリピーターの方からの注文が殺到するそうです。
宇佐見興産では、東京などの都市部から需要が高いギンナンの栽培も行っています。
ギンナンの木は、その数なんと1千本もあり、1週間で約2トンもの量を収穫するそうです。
こちらは、宇佐見興産オリジナルの堆肥「活性UCM」(U…USAMI(宇佐見)、C…culture(培養)、M…material(資材))。販売もしています。
バクテリアのエサとなる豚糞を使用しており、農薬や消毒回数を最小限におさえ、連作障害も軽減することが可能です。
通常ゴボウは成長するにつれ固くなっていきますが、この堆肥を使うことで固くなるスピードが遅くなり、太くても柔らかいゴボウができるそうです。
短時間で火が通るため、宇佐見興産のゴボウは煮物などの料理に最適です。
「お客様がいる限りやめられない」と農作業に情熱を注ぐ宇佐見さん。
少ない人数ですが、建設業を兼業しているという強みを生かして、重機を使った効率的な農作業を行っています。
今後もリピーターの方のために、高地ならではの美味しい野菜を作り続けます。