農業と福祉をつなぐ架け橋に!
種類豊富な採れたて野菜は、直営の「タローズカフェ」でもお楽しみいただけます。
タローファームは、薬局や介護施設の運営をしている「有限会社タロサ」の農業部門として設立されました。地元の農家から畑を借りて栽培しています。収穫した野菜は直売所で販売しているほか、自社経営のタローズカフェや介護施設で料理の材料として使われています。
水耕栽培、露地栽培、ハウス栽培と複数の栽培方法を行なっており、作物の特徴に合わせて試行錯誤しながら生産しています。
【オフィシャル ホームページ 】https://taropha.com/farm
生産者情報
生産者 | 株式会社タローファーム |
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住所 | いわき市平泉崎字中島104-1 |
電話番号 | 0246-25-3610 |
情報提供当時と現在の情報が異なる場合がございます。ご了承ください。
(取材日:2018年5月17日 / 最終更新日:2018年7月12日)
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タローファームは、薬局や介護施設の運営をしている有限会社タロサが「食を通じて社会に貢献したい」という想いで、2009年に立ち上げた農園です。
現在はハウス7棟と露地栽培の畑を7名のスタッフで、栽培から出荷の作業まで行なっています。

水耕栽培は液肥と清潔な水で育てることで、害虫や病気にかかりにくく、無農薬の安全な野菜が産まれます。
日々の探求心こそ、タローファームの原動力です!

安全な野菜を育てるために、手間は惜しみません。ハウスとは別室の温度を一定にした部屋で、リーフレタスの種を一つひとつスポンジに植えています。細かく根気のいる作業です。


2、3日で発芽すると、ある程度の大きさに生育させ、水耕栽培のハウスに植え替えを行います。夏場は生育が早く、3週間ほどで収穫できるそうです。

水耕栽培は土を使わずに栽培するので、根っこはむき出しの状態になっています。

そうして育てたレタスは、柔らかくえぐみが少ないのが特徴です。
また、ほかにもハウスではサンチュやさまざまなハーブも育てており、作物によって変わる温度管理や溶液濃度などは、機械によって管理しています。

さらに露地栽培では、玉ねぎ、きゅうり、なす、トマト、ズッキーニ、オクラ、枝豆、サツマイモ、カボチャ、にんじんなど多くの種類の野菜を育てています。
季節や気候に合わせ、少量ずつ試行錯誤しながら多種類の野菜の栽培に挑戦しているそうです。
また、秋には収穫体験をしており、子どもやお年寄りが畑に集まります。

タローファームで朝一番に収穫した野菜は、その日のうちに直売所に並びます。
さらに、曲がったり少し傷ついた規格外の野菜は、直営のタローズカフェや介護施設に卸して料理として提供しています。
そのため、畑で育てた野菜を捨てることなく、食品ロスを削減しているのだそうです。

「在来的な農法だけでなく、日々学びながら最新の情報を取り入れ、さまざまな農法や品種に挑戦しています」と栽培担当の坪井さん。
福祉の枠を飛び越え、農業を通して地域に貢献しているタローファームの挑戦は、これからも続きます。
栽培している野菜
【約30種類以上を栽培】
リーフレタス、サニーレタス、サンチュ、ホウレンソウ、小松菜、水菜、玉ねぎ(葉、小玉)、ズッキーニ、長ネギ、ジャガイモ、サツマイモ、にら、枝豆、エンドウ豆、スイカ、かぼちゃ、ナス、きゅうり、キャベツ、人参、ハーブ類、他