生のまま食べられる、フルーツのような❝白いトウモロコシ❞を、ご賞味あれ!
生産者である木田テイ子さんは早くから環境問題に着目し、「子どもたちに安全・安心な野菜を食べてもらいたい」と循環型の有機栽培にこだわってきました。夏井川下流にある畑で、生のまま食べられる「白いトウモロコシ」やネギ、ニラ等を主力にしながら、糖度の高い「フルーツトマト」、赤紫のジャガイモ「シャドークイーン」など他ではあまり見られない珍しい野菜も栽培しています。
自宅にある直売所には、その日の朝に採れた季節の野菜を取りそろえており、市内外からたくさんのお客さんが足を運びます。
生産者情報
生産者 | 新舞子ファーム・キダ |
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住所 | いわき市平下大越字細田101-1 |
電話番号 | 0246-34-2681 |
営業時間 | 【直売所】 年中無休(不定休) 9:00~17:00 |
情報提供当時と現在の情報が異なる場合がございます。ご了承ください。
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夫の木田増男さんと夫婦二人三脚で半世紀以上、農業に励んできたテイ子さん。自然環境や健康にやさしい「有機栽培の野菜づくり」に着目し、経験と実績を重ねてきました。
かつて生産していた大粒のイチゴは「いわきの女王」という自家ブランドとして、三つ星料亭への納品実績も。現在は白いトウモロコシや糖度の高いフルーツトマトなど食味にこだわり、付加価値をつけながら、「ここでしか食べられないおいしい野菜」を販売しています。
夏の目玉商品はなんといっても「白いトウモロコシ」。「ホイップコーン」という新品種を育てています。
初めて食べる人はその白さと糖度の高さにびっくり。生で食べることができ、「まるで梨のような、みずみずしい甘さ」と評判です。
また、白いトウモロコシは生食のほかにも、レンジ加熱をすることでさらに濃厚な味わいになります。
「一度は生で、次はレンジで、最後は焼いて。3回楽しんでみてください」とテイ子さん。
様々な食べ方で楽しめる白いトウモロコシは、お土産や贈答用にも人気があります。
自宅近くにある畑では、現在ハウスと畑の両方で約1万本のトウモロコシを栽培しています。
3月に種をまき、6月からハウス、7月からは露地ものが最盛期を迎え、収穫は9月ごろまで続きます。
夏井川下流に広がる肥沃な土地には、夏でも涼しい海風が吹きこんできます。
夏の日差しを浴びてますます甘さを増していくトウモロコシは、ひげが茶色く色づいたら収穫時期です。
1本の株から収穫できるのは実1本のみ。ハクビシン対策にネットをつけるなどして、1本1本丁寧に育てています。
「毎朝4時から野菜の収穫作業をしています」というテイ子さん。収穫が終わった野菜は、その日のうちに直売所に並べられます。❝自分のところで作った旬のものを提供する❞ことを心がけており、直売所に並ぶ色とりどりの野菜は全て、テイ子さんが育てたものになります。
トウモロコシのほかには、アントシアニンを豊富に含んだ赤玉ねぎも人気。辛味が少なく、見た目も美しいのでサラダなどの色どりにもおすすめです。
ホワイトにんにくやネギ、ニラも主力商品。白さが際立つホワイトにんにくは、栄養価が高く実がぎゅっと詰まっています。
こちらは、いわきでは珍しい「シャドークイーン」というジャガイモ。
切り口が鮮やかな紫色です。
シャドークイーンで作るポテトチップスは、見た目が華やかでお孫さんたちにも大好評だそうです。
毎日、朝晩と畑に通いながら直売所に立つテイ子さん。夏はたくさんの野菜が収穫期を迎え大忙しです。
現在はご高齢のためご自身ができる範囲で野菜の栽培を続けています。
野菜の種類は減ってきましたが、愛情はそのままに。ここでしか食べられない珍しい野菜を、ぜひお手に取ってみてください。
玉ねぎ(3月~5月)、とうもろこし(6月中旬~9月上旬)、かぼちゃ(6~7月)、ニラ、じゃがいも、ナス等