おいしい野菜を作る設計図は頭の中に。
エンジニア時代に培った創作精神で野菜を作っています。
高野さんの畑は綺麗に管理されていて、収穫される野菜も良質なものばかりです。
高野さんは、エンジニアとして世の中にない新しいものを生み出す仕事をしていました。
退職後、奥さんのお母さんから農業を教わったのがきっかけで本格的に農業を始めました。
どうしたら、おいしい野菜ができるかを試行錯誤しながら、栽培に取り組む姿勢は、新しいものを具現化するために、課題を1つずつ乗り越えながら、設計をしていたエンジニア時代に培った精神です。
何をどこで栽培したかをデータに落とし込みながら、頭の中で、おいしい野菜を作る設計図をいつも考えています。
生産者情報
生産者 | 高野 恭成 |
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住所 | 福島県いわき市鹿島町 |
情報提供当時と現在の情報が異なる場合がございます。ご了承ください。
写真
こちらの畑では、葉生姜を栽培しています。
葉生姜は風味がよく、辛味も一般的な生姜ほど強くないことから、生のままかじることも出来ます。
白菜は数カ所の圃場で栽培しています。
栽培しているのは「黄ごころ」という品種で、白菜を縦に切ったときに中の断面が黄色いのが特徴です。
直売所のお客さんからのニーズも踏まえて、栽培をはじめました。
高野さんの白菜は大きくて、中もぎっしりしているので、直売所でも人気です。
こちらの畑では、大根を栽培しています。
高野さんの畑は、周辺の農家さんも驚かれるくらい、農作物の生育状況をみながら、こまめに栽培管理されているため、白くて、とても綺麗な表面をした大根になります。
そんな高野さんでも、栽培が一番難しいと話すのが、こちらの自然薯です。
それでも、適切な栽培管理と、おいしい野菜を作りたいというものづくりの精神で毎年、このような真っ直ぐで長くて立派な自然薯に育って収穫を迎えることが出来ます。
自然薯を栽培する際には、山砂を使います。
山砂は、線虫などの害虫がいないことと、自然薯を収穫した際に、付着している土を水だけで擦らずに落とせるという利点があります。
これらの他にも、トマト、水ナス、かぼちゃなど、さまざまな品目の野菜を栽培しています。
鹿島地区は、住宅地や商業地域のイメージが強いかもしれませんが、高野さんの畑がある上蔵持は山に囲まれているため、イノシシなどのような有害鳥獣からの被害が多く、これらへの対策は欠かせません。
そのため、電気柵を設置して、丹精込めて栽培した農作物が荒らされないようにしています。
電気柵を設置することで、このようにイノシシが近くまで来て土を掘り散らかしても、畑に入って農作物を荒らすのを防ぐことが出来ます。
かぼちゃ(6月下旬) 水ナス(7月〜9月) 葉生姜(10月〜12月) 里芋(11月) 自然薯(11月中旬〜12月) ブロッコリー(12月下旬〜3月) ほうれん草(1月〜3月) など