山玉町の伝統野菜をつないでいます。
蛭田さんの野菜は自然な甘みが感じられるんです。
直売所や一部スーパーで買えます。
山玉町で代々つないできたおくいもを譲り受け、栽培を始めたのは60年ぐらい前です。
EM(有用微生物群)を利用したボカシ肥料を使用しており、味に自信があります。
おくいもだけでなくねぎでもファンがいて販売所に出せばいつも完売するほど。
山玉町でおくいもの栽培をしている農家は3軒あります。
他のおくいも生産者の代わりに蛭田さんが納品を行ったりしています。
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蛭田さんは柔和な物腰で笑顔が魅力的な方です。
おくいもの名前の由来は「遅く発芽するいも」からきていると言われているそうです。
デンプン質が多く傷みやすいので冷蔵貯蔵の方法で苦労しています。
なお保存に最適な温度は5℃です。
芋の形状は凹凸が少なくメークインに近いです。
地元の給食センターでも使用されています。
収穫したおくいもは納屋に収納します。
直射日光を避けるため遮光シートで納屋を覆います。
蛭田さんのおくいもは市内の学校給食にも使われており、子供達に喜ばれています。
こちらはきたあかりです。
見た目はどのじゃがいももあまり変わりませんが種類によって育ち方やでんぷん質の含有量など個性があります。
こちらはワサビダイコンです。
いわきの伝統野菜のひとつで粉ワサビなどに使われます。
呼び方も西洋ワサビ、ウマワサビなど様々です。
ワサビダイコンの種根です。
ワサビには大きく分けて2種類あり、水の中で栽培するものと畑で栽培するものがあります。
本ワサビと呼ばれるものは水ワサビです。
成長したワサビダイコンはここまで大きくなります。
一つの株から複数の茎が伸びるので地上に近い部分は太くなりますが、土中に伸びる部分は細くなります。
蛭田さんはEMを使った自作のボカシ肥料を使用しています。
微生物の働きによって土が豊かになり、米ぬかによって野菜に甘みがプラスされます。
栽培野菜のオススメポイント
おくいもはデンプン質が多くポテトサラダに向いています。