新妻さんの野菜には元気が詰まっています。
伝統野菜であるじゅうねん、十六ささげ、親孝行豆の種を継ないでいます。
食処くさの根で料理に使用されています。
農家の3代目です。
いわきの伝統野菜は、元々家で食べる分を必要な分だけ作っていました。
じゅうねん(えごま)はメディアで話題になったことで出荷量が一気に増えました。
新妻さんが栽培しているじゅうねんは地元の給食センターで使われています。
生産者情報
生産者 | 新妻ゆき子 |
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住所 | いわき市大久町大久字洞1-7 |
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写真

新妻さんは明るい性格で細やかな気遣いのある方です。

こちらがじゅうねんです。
5月末に種まきをし、10月下旬に収穫可能です。

じゅうねんは約20アールで35Kgぐらいが収穫できます。

午前中のうちに根本の枝を刈り取り、干してから叩いて実を落とします。

収穫されたじゅうねんは泥や枯草などを洗って落とし、乾かしてから袋詰めします。

新妻さんは6次化産業にも挑戦しています。

じゅうねん入りのパウンドケーキです。
スイーツにも合うんです。

大久じゅうねん保存会のみなさん。

こちらはじゃんがら念仏踊りの文句(歌詞)に登場する料理です。
十六ササゲはお盆にお供えすることが多いです。
ひとさやが長く、中に16粒ぐらい入っていそうなことから「十六ササゲ」という名前になったそうです。

遠くに海が見えます。
景観が美しいだけでなく、高地であることで野菜が美味しくなるのです。

自家製のこんにゃくも作っています。
またこんにゃくに付ける柚子みそも作っています。
栽培している野菜
十六ササゲ
・8月頃に収穫できます。
・収穫時期が非常に短く、5月末に種まきをしてお盆の頃に収穫します。
・天ぷらや胡麻よごしなどにすると美味しいです。
親孝行豆
・11月頃に収穫できます。
・お赤飯に入れると上品なピンク色になります。
・豆だけでなくさやも食べられます。
・さやが赤くなったものを収穫して乾燥させます。