「障がいのある子どもたちに将来働ける場所を作りたい。」
そんな母達の“想い”と“愛情”を込めた極上「干し芋」!
障がい者の子どもを持つ母親を中心に活動する「NPO法人交流ステーションみのり」は、サツマイモを加工する過程で発生する作業の一部を福祉作業所に委託し、障害がある方の工賃アップを応援したいという母親たちの想いから活動しています。
約2反歩の休耕地を活用して「サツマイモ(紅はるか)」を栽培し、干し芋や焼き芋に加工して販売しています。
太陽の恵みと母たちの愛情をたっぷり受けたサツマイモは丁寧に加工され、一枚一枚手作業で干し芋に仕上げられます。
そんなみのりの干し芋は甘味が強く、ねっとりとした食感が特徴で、多くのファンから愛されています。
【公式face book】https://www.facebook.com/station.minori/
代表:白川さん
TEL:080-2832-1616
生産者情報
生産者 | 特定非営利活動法人 交流ステーションみのり |
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住所 | いわき市平赤井比良三丁目41番地(事務所) |
情報提供当時と現在の情報が異なる場合がございます。ご了承ください。
写真
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「交流ステーションみのり」は、障がいのある子どもを持つお母さんたちが立ち上げたNPO法人です。2010年ごろから任意団体として活動を始め、2012年12月にNPO法人となりました。
現在は10名の会員のうち、5名で畑を担当しています。
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設立のきっかけは「障がいのある子どもたちに将来働ける場所を作りたい」「同じ境遇の親同士が交流できる場を作りたい」という想いから。現在までに、農業の6次産業化に取り組み、商品のラベルを福祉作業所に委託するなど、障がい者の工賃アップを支援する活動を行ってきました。
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「交流ステーションみのり」では、夏井川沿いの休耕地となっていた畑でサツマイモ(品種:紅はるか)を栽培。干し芋や焼き芋に加工し、販売を行っています。
土の中で育つ作物なら比較的ゆとりを持って収穫できるため、障害のある子を持つ私たちでも栽培できるのではと思い、サツマイモに決めたそうです。
形が良いものは焼き芋に、形が大きくいびつなものは干し芋にしています。
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収穫したサツマイモを1本1本新聞紙にくるんで約1ヶ月間追熟。甘みを引き出したら、丁寧に洗浄し、じっくり1時間かけて蒸かします。その後サツマイモの皮を厚めに剥いて、適度な大きさにカットしたら、ハウス内の干し台に並べて約2週間天日干しをするそうです。全て手作業で手間ひまかけて完成した干し芋は、しっかりとした甘さとねっとりとした食感が病みつきになるおいしさです。
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干し芋は大量生産できないため、福祉事業所の直売所など数箇所で販売されるのみ。
みのりの干し芋にはファンが多く、並べるとすぐに売り切れてしまうほどなのだとか。
気候状況により製造時期が変動するため、確実な販売時期は未定ですが、例年12月下旬から1月にかけて販売を行っています。
また、パッケージ作りは福祉事業所にお願いしており、あえてシンプルにすることで価格を抑えるといった工夫もしています。
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14年間活動を続けてきた「交流ステーションみのり」ですが、子どもたちが成長し、それぞれの会員のライフステージの変化もあって、2025年3月末でNPO法人としての活動は終了します。しかし、長年培ってきたノウハウと人との繋がりを大切にしながら、活動規模を縮小して干し芋作りは続けていく予定です。
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今までを振り返り、活動してきて一番良かったことは「仲間ができたこと」と話してくれました。障がいを持つ子を育てる親同士の繋がりが生まれたことで、悩みを共有し、支え合い、大きな心の支えになってきたといいます。
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母たちの想いと行動力で育まれてきた「みのり」の種は、確実に地域に根付き、支え合いという豊かな実りをもたらしています。